公立カレッジ・私立カレッジの違い
学校情報
2024.09.27
カナダのカレッジには私立と公立の2種類があります。そこで私立と公立のカレッジの違いについて今回は説明をします。
入学条件と入学日
どちらにも共通している入学条件としては、以下の通りです。・18歳以上であること
・高校を卒業していること
入学条件として大きく異なる条件としては、英語力です。
私立カレッジは公立カレッジよりも入学基準の英語力が低く、入学をしやすいです。
※必要な英語力は学校・コースによって変わります。
私立カレッジ
IELTS4.0~6.5
公立カレッジ
IELTS6.0~6.5
公立カレッジの方がより高い英語力を求められます。
私立でも公立カレッジでも、英語力が足りない方はカレッジ付属の英語コースやカレッジと提携のある語学学校に一定期間通ってから進学をすることができます。
費用
日本では私立の学校の方が学費は高いですが、カナダでは異なり、なんと公立カレッジの方が学費が高い傾向となります。私立カレッジ
ILAC College
Business Administration Diploma
1年間:$10,700
参考ページ
https://ilacinternationalcollege.com/admission-and-fees/
公立カレッジ
George Brown College
BUSINESS ADMINISTRATION – ACCOUNTING PROGRAM
1年間(2セメスター):$17,925.00
参考ページ
https://www.georgebrown.ca/programs/business-administration-accounting-program-b107?year=2024
留学生割合
実は私立と公立カレッジでは留学生の割合も異なります。※コースや学校によって変動します。
私立カレッジ
学生の80~90%が留学生です。
公立カレッジ
学生の30%ほどが留学生です。
コースについて
私立カレッジ、公立カレッジ、ともにコースの内容自体(学ぶ内容)は同じです提供コースについて
・私立カレッジではビジネス、IT、ホスピタリティの分野のコースを提供している学校が多いです。
・公立カレッジでは、提供しているコースの分野はより幅広いく、ビジネス、ITなどに加えてグラフィックデザイン、音楽、料理(クッカリー)、ファッション、などのコースを提供しています。
コース(Diplomaコース)の期間について
・私立カレッジではDiplomaコースは1年間のコースです。
私立カレッジに通う方は、Coopプログラムと合わせて2年間のコースにする方が多いです。
・公立カレッジではDiplomaコースは2年間のコースになっています。
卒業後の進路
私立カレッジ、公立カレッジを卒業した留学生で卒業後の進路について説明をします。私立カレッジ・公立カレッジでの共通部分
・日本に帰国をする
学生ビザが切れるため、日本に帰国をする
・カナダの大学に進学をする
私立カレッジで取得した単位を単位認定してもらい大学に編入をします
・ワーキングホリデービザに切り替える
年齢にもよりますが、31歳になる前の方であればワーキングホリデービザに切り替え、カナダに滞在をする
公立カレッジ限定
公立カレッジのコースを修了した方はを取得することができます
・ポストグラデュエーションワークパーミット(Post-Graduation Work Permit、PGWP)
通称ポスグラと呼ばれ、公立カレッジのコースを修了後にもカナダに滞在ができ、現地で就労をすることができる就労ビザです。期間卒業するコースよって変わりますが、8ヵ月~最長3年となります。
ポスグラについては以下のページもご参照ください。
https://www.toronto-ryugaku.com/pgwp
※ビザに関する情報提供は、その時点で客観的な情報を提供致しますが、将来に渡りその内容を保証するものではございません。また、この情報を元に申請を行っていただいたものに対して、審査結果に関して弊社では一切責任を負いかねますこと、予めご了承下さい。
※私立カレッジを卒業してもポスグラは申請できませんので、ご注意ください。